新型コロナ感染の発症について
2020.07.06
今回、当院から新型コロナの感染者が発生しましたのでお知らせします。当院からスタッフの感染者を出したことに対し、当院で加療中の患者様、ご家族様や地域の方々にご心配、ご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。
感染者は20歳代女性の当院勤務の看護師です。6月28日に発熱および咽頭痛が出現しました。翌日に近医を受診し、投薬を受け、一旦解熱しています。7月2日に再度の発熱が出現し、嗅覚異常も出現したために当院を受診しました。そこで、PCR検査を施行し、7月3日陽性結果が判明しました。なお、院外で感染したものと考えていますが、感染経路は不明です。
保健所の指示に従い、7月4日に濃厚接触者に対してPCR検査を実施しました。濃厚接触者のスタッフは2週間の自宅待機で経過観察を予定しています。今の所、濃厚接触者で発熱などの症状を有している例はおりません。さらに、感染者が勤務していた病棟の入院患者および勤務していたスタッフの全員に対して、PCR検査を実施していましたが、全員陰性でした。なお、当院の診療体制は外来・病棟とも従来通り行い、地域で暮らす方々に必要な医療提供をこれまで通り行って参りますが、感染者が確認された病棟については2週間、新規入院患者の受け入れは中止させていただきます。
当院は院内感染対策チームを中心に新型コロナ感染予防に努めてまいりました。今回の経験を踏まえ、さらに、職員全員が力を合わせて新型コロナの感染対策の徹底に取り組んでいく所存です。今後もよろしくお願いします。
はくほう会セントラル病院 院長 古賀正史