特色
薬剤部では、院内の医薬品に関するすべてに関与し、医薬品の適正使用を目標に一人ひとりの患者さまの薬物療法が円滑に実施されるよう日々業務に取り組んでいます。
主な業務として、調剤業務・薬剤管理指導業務・医薬品情報管理(DI)業務・医薬品質管理業務などがあります。
調剤業務(入院)
- 「医師から発行された処方箋にしたがって患者さまのために薬剤を調整する行為」を調剤と呼び、薬剤師の最も基本となる仕事です。
- 調剤を始める前には、お薬の飲み合わせに問題は無いか、投与量はこれで良いか等、処方内容が適切かどうか判断するという重要な業務(処方監査)も行います。
- 注射薬は、一般に効果が強く血管内に直接投与されるので使い方には特に注意が必要です。そのため、薬剤師が処方せんを基に入院患者さま一人一人が使用する注射薬を1回分ずつ調剤しています。
- 調剤したお薬は必ずダブルチェックを行い、正確・安全に患者さまに届くようにしています。
調剤業務(外来)
- 平成30年6月より外来患者さまの処方箋の院内調剤を始めました。電子カルテを活用し、患者さまの情報・検査値・飲み合わせなどの確認を行い、より安全にお薬を提供することができるようになりました。
- 処方の不備があった場合の確認や、患者さまの要望を伝えるなど、医師とのやりとりをスムーズに行うことができます。
- お薬の一包化や、錠剤が飲み込みづらい場合は粉砕するなど、それぞれの患者さまに合わせた形でお薬をお作りしています。
- 院内で調剤することによりお会計や移動の時間が短く済むようになりました。
薬剤管理指導業務(服薬指導)
- チーム医療の一員として多職種のスタッフと連携し、患者さまがお薬の効果・副作用等を理解・納得し薬物療法を受けていただけるよう、実施しています。
- ベッドサイドでの説明・指導はもちろんのこと、お薬の効果が出ているか、禁忌・相互作用・副作用発生の回避など、薬物療法が患者さまの不利益にならないよう遂行されることを目標に行っています。
- 入院時には患者さまが持参されたお薬の内容、服薬状況を確認し、お薬に関する情報を医師に提供しています。
- 退院時には退院後の生活に合わせてお薬が使用できるよう、説明をしています。
医薬品情報管理(DI)業務
- 厚生労働省やメーカー、院内から届く医薬品情報医薬品情報の収集・検索・分析・管理・提供を行う仕事です。院内の全スタッフへの情報提供、院内医薬品集の管理、院内発生副作用情報の管理などを行っています。
- 新しいお薬が発売されたり、今まで知られていなかった効果や副作用が見つかるなど日々情報は増えてきます。情報を収集することはもちろんその情報を整理し、正しく評価する能力も求められます。院内・院外の勉強会への参加や学会での発表など自己研鑚にも努めています。
薬品管理業務
当院では約700品目のお薬を取り扱っています。これらのお薬は薬局内だけでなく、各病棟をはじめ病院全体に分散し在庫されています。すべてのお薬の購入、在庫量・使用期限・保管状況の把握などを中心に行っています。
学会発表・講演会・論文実績
【学会発表】
○2023年度
- 情報はありません。
【講演会】
○2023年度
- 情報はありません。
【論文】
○2023年度
- 情報はありません。